音楽は本当に難しい話

女性はハッとしたような表情をしてからごめんなさいと謝って指を止めた大丈夫です僕がそう言いながら体を起こすと女性はもう一度謝ってから事情を説明してくれた駅のホームで倒れた僕をこの女性が介抱してくれたらしいそして女性は僕
の体に触れると音がなることを知った女性はどうやらピアニストをしているらしくそんな彼女は職業柄思わず僕の体で音楽を奏
でてみたくなったのだという僕はさっき聞いた音楽を思い出したおかしな音しかならないと思っていた僕の体からあんなに美しい音色が奏でられるなんて本当にごめんなさいそう言って頭を下げて行ってしまおうとする女性を僕は慌てて呼び
止めたそんな出会いから数年後僕たちは二人で大舞台に立ったいや正確には僕は断ったのではなく寝そべっていたのだが僕の体の上を彼女の予備が走り僕の体からまた音楽が生まれていくその音色が止む頃には割れんばかりの拍手がは僕たち2人に怒られた